記事更新

esa.ioの記事を更新します。ローカルのMarkdownファイルを編集した後、このコマンドを使用して記事を更新できます。

仕様

コマンド形式

esa-cli update <file_path>

パラメータ

file_path - 更新するMarkdownファイルのパス（必須）

オプション

-m, --message - 更新メッセージ（変更履歴に表示）
-n, --no-wip - WIP状態を解除
-c, --category - カテゴリを変更
-a, --add-tags - タグを追加（カンマ区切り）
-r, --remove-tags - タグを削除（カンマ区切り）

ファイル名の規則

更新対象のファイル名は以下の形式である必要があります：

<article_number>-<article-title>.md

ファイル構造

---
title: 記事のタイトル
category: カテゴリ
tags: [tag1, tag2]
wip: false
---

記事の本文...

使用例

基本的な使用方法

# 記事を更新
esa-cli update 123-article-title.md

# 更新メッセージを指定
esa-cli update 123-article-title.md -m "タイトルを更新"
esa-cli update 123-article-title.md --message "タイトルを更新"

WIPの管理

# 記事をWIPとして更新
esa-cli update 123-article-title.md

# WIPを解除
esa-cli update 123-article-title.md -n
esa-cli update 123-article-title.md --no-wip

カテゴリとタグの管理

# カテゴリを変更
esa-cli update 123-article-title.md -c 開発
esa-cli update 123-article-title.md --category 開発

# タグを追加
esa-cli update 123-article-title.md -a API,認証
esa-cli update 123-article-title.md --add-tags API,認証

# タグを削除
esa-cli update 123-article-title.md -r 古いタグ
esa-cli update 123-article-title.md --remove-tags 古いタグ

一括更新

# 特定のカテゴリの記事を一括更新
for file in *-*.md; do
  if grep -q "category: 開発/ドキュメント" "$file"; then
    esa-cli update "$file" -message "カテゴリを更新"
  fi
done

リモート変更チェック機能

updateコマンドは、ローカルで編集を開始した後にリモート記事が更新された場合、上書き前に警告を表示します。

動作例

esa-cli update 123-article-title.md

リモート記事が更新されている場合：

⚠️  警告: リモートの記事はローカルで編集を始めてから更新されています。
  リモート: 2025-06-22 14:01:45
  ローカル: 2025-06-21 09:32:41
このまま上書きしますか？ (y/N):

確認オプション

y または Y: リモート記事を上書きして更新を実行
N または Enter: 更新をキャンセル
その他の入力: 更新をキャンセル

チーム作業での活用

この機能により、複数人で同じ記事を編集する際の競合を防ぐことができます：

安全な更新: 他の人が更新した内容を誤って上書きすることを防げます
変更の確認: リモートの変更内容を確認してから更新を決定できます
競合の回避: チーム内での編集競合を最小限に抑えられます

注意事項

ファイル名は fetch コマンドでダウンロードした形式を維持する必要があります
記事番号はファイル名から自動的に抽出されます
メタデータ（タイトル、カテゴリ、タグ）はYAMLフロントマターから読み取られます
更新メッセージは変更履歴に表示され、後から参照できます