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リリース手順

esa-cliのリリースは、GitHub Actionsによって大部分が自動化されています。 以下の手順で新しいバージョンをリリースできます。

  1. バージョン番号の更新

    internal/version/version.go のバージョン番号を更新します。

    internal/version/version.go
    const Version = "x.y.z" // 新しいバージョン番号
  2. 変更のコミットとプッシュ

    バージョン番号の更新をコミットし、mainブランチにプッシュします。

    Terminal window
    git add internal/version/version.go
    git commit -m "build: Bump version to x.y.z"
    git push origin main
  3. リリースタグの作成とプッシュ

    セマンティックバージョニングに従った新しいタグを作成し、プッシュします。 このプッシュがGitHub Actionsのリリースワークフローをトリガーします。

    Terminal window
    git tag -a vX.Y.Z -m "Release vX.Y.Z"
    git push origin main --follow-tags

タグをプッシュすると、GitHub Actionsは以下の作業を自動的に行います。

  • LinuxとmacOS用のバイナリをビルド(AMD64/ARM64アーキテクチャ)
  • GitHub Releaseを新規作成
  • すべてのバイナリとチェックサムをAssetsにアップロード
  • homebrew-esa-cliリポジトリのHomebrew Formula (esa-cli.rb) を自動で更新
  1. GitHub Actionsの確認

    Actionsタブで、リリースワークフローが正常に完了したことを確認します。

  2. GitHubリリースの確認

    リリースページに移動し、以下を確認します。

    • 新しいバージョンのリリースが作成されていること。
    • 必要なすべてのバイナリファイル(esa-cli_x.y.z_darwin_amd64.tar.gzesa-cli_x.y.z_darwin_arm64.tar.gzなど)がアップロードされていること。
  3. Homebrew Formulaの自動更新確認

    homebrew-esa-cliリポジトリで、新しいバージョン用のFormulaが自動更新されているか確認します。 自動更新が不完全な場合は、手動での更新が必要になる場合があります。

  4. リリースノートの編集 (任意)

    自動生成されたChangelogだけでは不十分な場合、リリースノートを編集して、変更点の概要やユーザーへのメッセージを追加します。

  5. Homebrewでのインストール確認

    リリースが反映されたことを確認するため、ローカル環境でHomebrewを使ってインストールまたはアップグレードを試します。

    Terminal window
    brew update
    brew upgrade esa-cli
    # または再インストール
    brew reinstall esa-cli

エラー: Resource not accessible by integration

  • 原因: GitHubのパーソナルアクセストークン(PAT)が無効か、リポジトリのSecretsに正しく設定されていません。
  • 解決策:
    1. PATの設定ページで、repoスコープを持つ有効なトークンが存在することを確認します。
    2. esa-cliリポジトリのSecretsページで、HOMEBREW_TAP_GITHUB_TOKENという名前のSecretにそのトークンが正しく設定されていることを確認します。

Homebrew Formulaの自動更新が不完全

  • 原因: GoReleaserの設定で、Homebrew Formulaの更新処理に問題がある場合があります。
  • 解決策:
    1. homebrew-esa-cliリポジトリで、自動更新されたFormulaの内容を確認します。
    2. 必要に応じて、手動でバージョン番号とSHA256を更新します。
    3. 設定ファイルの競合が発生した場合は、既存の設定ファイルを削除してから再インストールします。